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【千葉市】まちの新たな兆しを発掘する「ちば会議」

エリア展開 コンセプトブック リノベーションスクール 企業連携 千葉市

千葉駅西エリアを中心に取り組んできた千葉市のリノベーションまちづくりが、新たな展開を見せています。

千葉市では、2019年度に第1回目のリノベーションスクールが開かれ、公共空間を活用したプロジェクトやそごう千葉店との連携プロジェクトなど、民間プレイヤーや企業とともにエリアの価値向上に向けた取り組みを続け、これまでの実践や成果をまとめた『千葉市リノベーションまちづくり宣言書』を用いながら認知を拡大させてきました。2024年度には、主幹となる都心整備課がまちづくり課へとリニューアルし、中心市街地だけでなく市内全域にその取り組みを広げ、新たな関係性を育むことに挑戦しています。

「20代の若者が就職のタイミングで流出する」という都市経営課題を抱える千葉市。その課題解決に向け注目したのが、千葉市ならではのライフスタイルを自ら実践しているプレイヤーの存在です。若者が千葉市で暮らし続ける選択肢を増やすためには、千葉市内で働き、遊び、暮らすことの可能性を見せていくことが重要だと考えました。

そんなプレイヤーを探すために、リノベリングは千葉市とともに、市内各地で新たな人材の発掘に取り組んできました。千葉市はチーム全体で各エリアのリサーチを続け、何度も各地に足を運び、まちの新たな兆しを探してきました。そこで生まれた関係性を、市内全域に広げるきっかけとなったのが「ちば会議」です。

ちば会議の様子

ちば会議とは、千葉市の「人と個性」にスポットを当てるトークライブ&パーティーです。千葉市内で活動するプレイヤーが4名登壇し、その取り組みに対する想いを知るとともに、そこに参加した人々がつながる機会を生み出しています。2023年度からスタートし、千葉市内の様々なエリアで開催してきました。

各エリアのリサーチを経て、そのまちならではの特性を活かし、多様なライフスタイルを楽しんでいるプレイヤーをちば会議のゲストにお呼びしました。その中から、住宅地と豊かな自然が共存する土気エリアと、地域に根ざした店も多くローカルな暮らしを感じさせる幕張エリアの兆しにスポットを当て、2024年度のグッドネイバーズスクール*は土気と幕張の2エリアを舞台に実施しました。

出張ちば会議@幕張の様子

広域を対象にした人材発掘から新たなエリアのポテンシャルを見出し、ちば会議でそのネットワークを広げ、グッドネイバーズスクールでそれぞれのまちの日常を耕す仲間が生まれてきています。

エリアを越えて、まちでの新たな関係性を作っていく千葉市のリノベーションまちづくり。今後の取り組みにもぜひご注目ください!最新情報はSNSから確認できます。

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*グッドネイバーズスクール:千葉市のリノベーションスクールは、2023年度から名前を変え「グッドネイバーズスクール」として実施しています。実事業化を主軸に置いたリノベーションスクールに比べ、まちの新たな関係構築やライフスタイルの提案にフォーカスしたプロジェクトです。

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