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【開催レポート】視察&戦略立案ワークショップを岡崎市で開催しました!
2025年8月7日・8日の2日間、愛知県岡崎市にて官民連携やまちづくりに関連する行政職員を対象とした「視察&戦略立案ワークショップ」を開催しました。
この記事では、その内容をダイジェストでお伝えします。
1日目:岡崎市の現場から学ぶ
今回集まったのは全国から6自治体、16名の行政職員です。
QURUWA戦略を掲げ、公民連携によるまちづくりが全国的に注目される岡崎市を舞台に、現場の空気に触れながら、自分たちの都市にどう置き換えるかを探る濃密な2日間となりました。初日は「QURUWA戦略におけるリノベーションまちづくり」をテーマにしたレクチャーからスタート。岡崎市役所の中川氏、studio36の畑氏から、行政と民間がどのように役割を分担し、エリアを変えてきたのかを学ぶ時間となりました。
続くQURUWAエリアの視察では、整備された公共空間や民間事業者との協働のプロセスを体感。参加者からは「自分たちのまちに応用できる工夫が多い」との声が上がりました。

視察後は、参加者によるショートプレゼン。事前に整理した都市課題と戦略案を発表し、講師の洞口氏からは「課題をどう切り取り、戦略へと昇華させるか」という視点で具体的なアドバイスが投げかけられました。
懇親会では地域を越えたつながりが生まれ、互いの実践や悩みを共有する貴重な交流の時間となりました。
2日目:戦略を磨き、形にする
2日目は、洞口氏による「目的から戦術設計までの思考プロセス」に関するレクチャーからスタート。戦略を絵に描いた餅にしないための実践的なポイントに、参加者も大きくうなずく場面が見られました。

その後は個別ワークに入り、講師がテーブルを回りながら、悩みや課題に耳を傾け、次の一手を導き出すサポートを行いました。今回検討した内容をいかに日常業務に落とし込めるかなどのアドバイスを受け、具体的な手法に結びつけることができました。

最終プレゼンでは、庁内で上司へ提案するシーンを想定。初日の段階では抽象的だったプランが、この2日間で実行性の高い戦略に進化しました。
参加者の声
実際に参加した職員からは、次のような感想が寄せられています。
「都市分析を通じて、自分たちのまちの特徴を改めて可視化できました。公務員として必要な力を再認識でき、民間との連携がいかに大切かを身をもって理解できたのが大きな収穫です。」
「官民のキーマンから資料では分からない視点を直接聞けたのは貴重でした。庁内では得られない意見をいただけて、自分のまちにどう生かすかが具体的に見えてきました。」
学びを次の一歩へ
先進事例の視察と戦略立案を組み合わせた2日間。参加者同士の学び合い、講師からの実践的なアドバイスを通じて、ただの知識に留まらない「動き出すための戦略」が形になりました。
弊社では今後も、行政職員の皆さまに向けての実践的な学びと交流の場を提供してまいります。
公民連携やリノベーションまちづくりに関心をお持ちの方は、ぜひ次回の企画への参加や弊社へのご相談をご検討ください。