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(7/17更新)
リノベリングは、10年以上にわたり全国のまちづくりに伴走するなかで、時代の変化とともにまちづくりに必要な価値や成果と向き合い続け、地域への愛着の醸成や地域経済への波及効果など、目には見えにくい価値をどのように可視化していくかという、新たな評価指標の構築にも挑戦しています。また、この中で、まちづくりの取り組みの認知を広げていくことの価値も明らかになってきました。
このような背景を踏まえ、行政職員の皆さまを対象に、まちづくりの価値を「見える化」する手法を磨き実践につなげるためのシンポジウムを開催します。
登壇者は、まちの魅力を測る新たなモノサシを提案するLIFULL HOME’S総研所長の島原 万丈さん。リノベーションまちづくりに10年取り組む草加市での評価指標の実践に伴走いただいた草加市の千田 尚史さんと日本経済研究所の小林 純子さん。そして、先進的な発信のありかたを実践する霧島市の宮之原 優聖さんと岡崎市の中川 健太さんとなっており、みなさんとともにこれからのまちづくりに必要な評価軸と発信のかたちを探ります。
シンポジウム後に交流会も開催しますので、お誘い合わせの上ぜひご参加ください。
【申し込みはこちらから】
【申込フォーム】リノベーションまちづくりシンポジウム2025
■日程
2025年7月31日(木)
シンポジウム 13:00-17:30
交流会 18:00-20:00(同会場にて)
■会場
LIFULL TABLE(東京都千代田区麹町1-4-4 1F)
https://table.lifull.com/
■参加費
無料
※交流会の参加費は別途ご案内いたします。
■プログラム内容
・LIFULL HOME’S総研 所長 島原 万丈 氏レクチャー
「センシュアス・シティ まちの魅力を測るモノサシの提案」
・まちづくりの価値を”見える化”する ー 草加市における新たな評価指標の結果と分析
・まちに起きている変化を”見える化”する ー 霧島市・岡崎市にみる効果的な発信のかたち
・登壇者トークセッション「これからのまちづくりに必要な評価軸と発信のかたち」
・交流会(同会場にて)
■登壇者(敬称略)
島原 万丈
株式会社LIFULL LIFULL HOME’S総研 所長

1989年株式会社リクルート入社、2005年よりリクルート住宅総研。2013年3月リクルートを退社、同年7月、株式会社LIFULL(旧株式会社ネクスト)に設置された社内シンクタンクLIFULL HOME’S総研所長に就任し、独自の調査研究レポートを元に「住」領域の情報発信および提言活動に従事。2014年『STOCK & RENOVATION 2014』、2015年『Sensuous City [官能都市] 』、2017年『寛容社会多文化共生のための〈住〉ができること』、2018年〜2020年『住宅幸福論Episode1 〜3』、2021年〜2023年『寛容と幸福の地方論Part1〜3』、2024年『STOCK & RENOVATION 2024』を発表。
ほかに一般社団法人リノベーション協議会設立発起人・エグゼクティブアドバイザー、内閣府地方創生推進アドバイザーほか、国土交通省、地方自治体、業界団体のアドバイザー・委員を歴任。主な著書に『本当に住んで幸せな街 全国官能都市ランキング』(光文社新書)がある。
小林 純子
株式会社日本経済研究所 執行役員 産業戦略本部 副本部長 兼 産業調査企画部長

国際基督教大学教養学部社会科学科卒業 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学修士課程及び東京大学大学院工学系研究科都市持続再生学コース修了 2002年財団法人日本経済研究所入所 PPP 推進部、公共マネジメント部、地域振興部等を経て現職。 全国の地方公共団体においてPFI手法の導入が本格化するなかで、PFI手法や地域イノベーション連携(一般財団法人地方総合整備財団)等、多様な公民連携手法に取り組む。2024年度からは産業戦略本部専任となり、日本ワインやソフトコンテンツ関連産業等、地域における様々な産業に関する調査を担うとともに、地域における脱炭素社会実現に向けた提言案の作成等、多様な課題に取り組んでいる。
千田 尚史
草加市役所 自治文化部 産業振興課 リノベーションまちづくり推進係

埼玉県草加市生まれ、玉川大学で観光分野の研究をおこない2006年に近畿日本ツーリスト㈱へ入社。入社後、営業職として静岡県浜松市を拠点に法人旅行事業、教育旅行事業、公務・地域共創事業に携わる。2023年に地元の草加市役所へ入庁。入庁後、自治文化部 産業振興課 リノベーションまちづくり推進係に従事する。昨年度にリノベーションスクールの事業を担当し、これまでそうかリノベーションまちづくりに関わり草加のまちで活躍しているプレイヤーを中心としたメンバーと次の展開を検討する「そうかミライ会議」を開催した。そして今年度は、民間のプレイヤーの想いを踏まえながら「そうかリノベーションまちづくり」を次のステージへ進めるためのプログラムを実施するために奮闘中。
中川 健太
岡崎市まちづくり推進課QURUWA戦略係 係長

1981年 三重県伊勢市生まれ。2003年 岡崎市役所に土木技師として入庁。水道局で上水道管の更新(設計・工事・維持管理)に携わる。その後、河川課に配属され、中小河川や排水路改修の設計、維持管理、災害対応に携わる。岡崎市の降雨記録を更新した平成20年8月末 豪雨を河川課で経験し、激しい水害対応を経験。水道局と河川課では、インフラの設計、工事、維持管理を経験。その経験が公共空間活用の際に必須の管理者協議に活かされる。その後、現在所属しているまちづくり推進課(QURUWA戦略係)の前身となる乙川リバーフロント推進課に異動し、都市再生の計画策定やかわまちづくり(河川敷地占用許可準則の特例の指定など)の推進を担当。現在は、まちづくり推進課QURUWA戦略係で、QURUWA戦略(乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画)を推進。公民連携まちづくりのクオリティコントロールを行うデザイン会議の開催や、民間事業者のワンストップ窓口、庁内横ぐし調整などを担当。QURUWAの立ち上げから現在まで12年関わり続けている唯一の職員。プライベートでは、QURUWAをフィールドに日常的にまちをみながらRUNを楽しむ。民間パートナーや自治会の関係者とともに家守会社を立ち上げ、サポーターとしてプライベートでもまちに関わる。
宮之原 優聖
霧島市役所 建設部 都市計画課/一般社団法人Re Awesome City 理事

1990年鹿児島県生まれ。2015年霧島市役所に入庁。2019年商工振興課所属の際にリノベーションまちづくり事業を立ち上げる。全7回の戦略会議を通じて「LIVE KIRISHIMA」のコンセプトと4つの戦略を掲げ、人材の発掘育成と公民連携を重点に事業展開。また自身の活動として2020年に一般社団法人を設立。河川敷の公園で定期マーケットを主催し、まちなかではシェア店舗「TOORINIWA」を運営するなど、民間と行政の垣根を超えて霧島の余白を面白くする活動を続けている。
水上 幸子
(株)リノベリング取締役 / NPO法人自治経営 副理事長 / (一社)HEAD研究会理事 /神戸芸術工科大学 非常勤

大阪府茨木市生まれ。東京大学大学院工学系研究室建築学専攻修了。在学中、リノベリングの前身団体であるHEAD研究会の学生事務局として、北九州第1回から第3回のリノベーションスクールをサポート。ハウスメーカー設計職として勤務後、現職に転職。現在は、全国でリノベーションまちづくりをプロデュースしている。
プライベートでは夫とともにkvalito一級建築士事務所を開設。地元茨木では地域人材発掘の仕組み「茨生人図鑑」のプロデュースとまちづくり会社を支援しながら自立した地域コミュニティ形成を図っている。また、教育的な課題意識から子供達とともにカッコいいチャレンジする大人に会いにいくイベント「kids meet」を仲間とともに定期開催している。
■定員
100名(先着順)
■申込期限
2025年7月25日(金)
■参加対象者
・行政職員
※行政職員以外の方で参加を検討されている場合はリノベリングまでお問い合わせください。
■こんな方に来てほしい
・これからまちづくりにチャレンジする方/すでに実践している方
・まちづくりにおける評価の手法を検討している方
・まちづくりの取り組みの認知を広げる手法を検討している方
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